近場の名所

古道ゆき背を過ぐ雨の落葉かな

土器の道落葉の雨に打たれけり

一言さんの石階段で

一言さん(一言主神社)の銀杏を見たくて葛城古道まで。

境内の紅葉は小規模ながら見事なものだった。たまたま、夕方ニュースで京都の紅葉スポットが報じられたが、文字通り芋を洗うような雑踏でとてもじゃないが静かに紅葉を楽しむことはできない、ひどいものだった。紅葉シーズン真っ盛りにわざわざ大枚をはたいて出かけるところではないと覚った。
あまつさえ、ライトアップの紅葉というのもどうかと思う。紅葉はやはり日の光に透かしたり、照らされたりしているのを楽しむものだと思う。桜とちがって光の当たり具合でいかようにも見えるのを楽しむものなのだ。人工的な光ではねえ。
一言さんの紅葉
で、肝心の樹齢約1,200年と言われる御神木の銀杏だが、どういうわけか黄葉にはちと早いようでようやく黄緑色がかってきたところという感じ。
一言さんの銀杏

このあと葛城市立歴史博物館でこのまちの歴史を確かめてから帰途についたが、背中を押すような南からの強い風とともに時雨模様となり街路樹の葉がばらばらと散ってゆくのだった。