代々に

落葉焚ガイドもしたる社守

またまた八幡さんのお話。

散歩途中によく寄るが、人に出会うことは滅多にないのに、この日はたまたま落ち葉を掃いて、それを焼却炉で燃やしている人を見かけた。毎日ではないにしても時々来てはこうしているのだと言う。さらに、社が室町時代の建築で国の重文に指定されていること、数年前に檜皮屋根の葺き替えたときも国の補助で何とかやれたことなども問わず語りにいろいろ説明してくれる。
おまけに、大晦日には甘酒などもふるまうので除夜詣にぜひお出でくださいと仰る。もちろん元旦詣もあって、身近なところで昔からの習慣が根付いていることにあらためてその良さを感じる。

番人さんがこれら一連のすべてを手を休めることもなく、ごく当たり前のように淡々とこなしていく無駄のない動きは見事なものだった。