蜀黍の穂を飽食の蜂重し
てっぺんに出来るのが雄しべで、ここからミクロのような細かな花粉がこぼれ出て茎から出てくる実のひげ、つまり雌しべに降りかけると受粉する。髭の一本一本が一つの実につながっているから、雄しべの粉が少ないと当然実入りが悪いということになる。
雄しべは一つ一つの実を十分に育てるだけの量が必要なため、写真のように一本の茎にいくつも固まってできるので、花粉を集める蜂にとっては膨大な宝庫であるし、集蜜の効率がいい。見る間に蜜団子を膨らませてどこかへ飛んでいっては、すぐに仲間の蜂が寄ってくる。