花粉の宝庫

蜀黍の穂を飽食の蜂重し

畑のトウモロコシに穂が出てきた。
玉蜀黍の雄しべに飛ぶ蜂

てっぺんに出来るのが雄しべで、ここからミクロのような細かな花粉がこぼれ出て茎から出てくる実のひげ、つまり雌しべに降りかけると受粉する。髭の一本一本が一つの実につながっているから、雄しべの粉が少ないと当然実入りが悪いということになる。

雄しべは一つ一つの実を十分に育てるだけの量が必要なため、写真のように一本の茎にいくつも固まってできるので、花粉を集める蜂にとっては膨大な宝庫であるし、集蜜の効率がいい。見る間に蜜団子を膨らませてどこかへ飛んでいっては、すぐに仲間の蜂が寄ってくる。

“花粉の宝庫” への6件の返信

  1. トウモロコシの成り立ちが全く解っていませんでした。
    髭の一本一本が実に繋がっている・・・
    あの髭、邪魔っけでしょうがなかったのですがそんな大切なものだったのね。
    今度はよく味わっていただきます。大好きなトウモロコシを。

    1. 髭の話は菜園仲間に教えてもらった受け売りなんですが(笑)また、雄の穂が出る頃実の中へ入り込む虫がやってくるそうです。今朝3匹退治しましたが、それこそイタチごっこ、モグラたたきみたいなもんです。無農薬なので無事に収穫できるのは果たして何本あるでしょうか。

  2. トウモロコシの受粉面白いですね。聞いた話をもう一つ加えるとトウモロコシはできるだけ自家受粉を避けたい性質があるので1本2本育てるだけでは受粉が少なく歯抜けになる。他の株と受粉させるために多くのトウモロコシを群生させる方が実入りがよくなるということでした。植物の知恵と性質、色々あって面白いものです。

    朝採りのトウモロコシを茹でて生ビール、日本の夏ですねぇ。。

    1. 今30センチ間隔の二列で植えています。密集はたしかにさせるほうがいいようです。各株の成長まちまちなのも、他家受粉をさそう要素になっているかもしれませんね。
      まずは2本目以下のベビーコーンを採ってサラダでいただきます。

  3. 昨年はアワノメイガというトウモロコシにつく害虫の被害にあい、驚きました。
    農園の方に聞いたら、プロの農家は農薬で予防しているから大丈夫だけれど、素人の家庭菜園では被害にあって当たり前だそうです。
    調べてみたら、アワノメイガの被害にあわない予防策としては、雌しべの”ヒゲ”が茶色に色づいてきたら受粉が完了しているので、雄しべから害虫が侵入しないよう取ってしまうことだそうです。また、トウモロコシには新聞等でカバーをつけてやると虫が侵入できないそうです。参考までに。

    1. ペットボトルをかぶせるなんて技もあるみたいですよ。このアワノメイガというのは花粉の匂いを嗅ぎつけるとやってくるそうです。厄介な虫です。

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