予想

産みどころ高きに求め蟷螂枯る

古くなった簾に蟷螂が張りついている。

古簾にはもぬけの殻となった干からびた卵嚢がいくつもこびりついている。
これらは毎年のように蟷螂がやってきては卵を産んで巣立っていった名残であるが、今年はいつもより高いところを探っている。
雪の多いところには蟷螂が高いところに卵を産むと大雪という言い伝えがある。雪や水に浸からない、かと言って高ければ鳥たちに狙われるのでその微妙な高さに作ると言われるのもなるほどと思わせるで、もしかしたらこの冬は雨あるいは雪が多いのかもしれない。
さて、予想結果はいかに。半年後に判定されることになる。