歴爺・歴婆

仏頭は飛鳥のものと鐘冴ゆる

飛鳥で大きな遺構が発見されたというニュースが15日に流れた。

舒明天皇の墓ではないかという説や、蝦夷・入鹿親子の墓だとも言われて古代史ファンにとってはまたまた大ニュースである。
かくいう私めも古代史への興味はつきることがない。というわけで、さっそく今日の現地説明会に行ってきた。まず驚いたのは人の波。今まで数回現地説明会に足を運んだことがあるが、今日くらい見学者の多い日はなかった。寒のまっただ中と言うのにである。
辛うじて駐車スペースは確保したものの、現地では行列が百メートルほどできて100人ずつくらいの入れ替え制。日曜日だから多いのかと思ったが、意外に若い人は少なく大半が爺婆である。これでは平日に開かれても同じように混雑するのではないかと思えるほどだ。

盛況は会場だけではなく向かいのコンビニ店も。なにしろ爺婆が揃いも揃って弁当やお茶を買い、最新の珈琲ベンダーマシンに手間取りながらも押すな押すなの大盛況。できて間もない飛鳥観光ルート唯一のコンビニ店は大当たりだ。関西ではまだ少ない7-11も勘所はしっかり押さえてるようだ。

見学のあとは甘樫丘へ。上へ登れば登るほど、飛鳥寺の鐘がピンとはった空気をふるわすように乾いた音が聞こえてきた。