あまちゃん

救われし者の悔恨震災忌

特集番組の多い日だった。

関東大震災の日だが、東日本大震災の被害はまたそれを上回るというか、福島第一原発の惨事も加わって日本人にとっては忘れてはならない出来事だ。まわりで次々に亡くなってゆく人を見ながら何も出来ない自分を責め、「なぜ自分だけが助かったのか」と今でも自分を責める人がいた。今も多くの人の心に大きな傷跡を残している大震災の教訓を忘れてはならないだろう。

評判の朝ドラも明日は3月11日のことを取り上げるという。なんともドラマティックな展開を見せる脚本であるが、果たして物語はどういうふうに語られていくのだろうか。

地震列島

想定は絶望的な 震災忌

東南海地震であり得る被害は30万人超だって?

確かに3つの地震が連動すればM9級の大地震になるのは想像できるが、府県によっては津波到達時間が2分と短いのはあまりにも絶望的ではないか。
東日本大地震でも30分以上は猶予があったのにあれだけの被害が出た。2分というのはまだ本震が続いている最中なのである。はたしてどれだけの人が外へ出て避難路をたどれるのであろう。

海のない街だからなのかどうか、当地では防災訓練のおふれは回ってこなかった。

生暖かい日

生めいた空気の記憶震災忌

あれから一年。

あの日ちょうど家にいたのだが、最初は小刻み、やがて大きくゆっくり揺れ出したので表に飛び出た。
周りは、向かいの新築中の家がぎしぎし鳴るし、50メートルほど離れたマンションの屋上にある携帯基地局のアンテナが激しく首を振っている。目眩するような地面ごとからだが揺れるのが3,4分ほど続いたろうか。

薄曇りで風も弱く、生暖かい日だったことを覚えている。