枝肉

何の木だかぐるぐる巻の霜囲

まるで透明人間のようである。

天辺から裾までぐるぐるに巻かれて、いったい何の木だかさっぱり分からない。
幹と太い枝ばかりにまで短く剪定されているのか、冷凍庫の中の枝肉のようでもある。
たしか、秋にはすばらしい紅葉を見せてくれていた木だったと記憶しているのだが。

今日は免許更新前の高齢者講習の日。
動体視力やら夜間視力を調べてくれるのだが、想像以上に衰えているのに愕然とした。
とくに夜間は弱いうえに、今日は雨の中実技は午後5時からとあって視力が問題ということに気をつけなければならないなと自戒するのである。