自力で

霜囲いおのが力を試すなり

サヤエンドウでも蒔いたのだろうか。
霜囲いが風に煽られるたびに、20センチほど伸びた若い芽が藁の間から垣間見える。

人はほんの少し環境を整えるだけである。あとは自力で育ってゆく。
人間も植物も、逞しさとはそういうものだろう。