片足のもげて動かぬ初飛蝗
水など撒いていると、虫たちが慌てて飛び出してゆく。
まだ夏だというのに、すでに、小さな飛蝗なら何匹も芝生の中で身を隠しているようだ。毎日毎日「暑い」「暑い」と言ってるうちにも秋は忍び足で近づいているということだ。
名前は分からぬが1センチくらいの小さくて緑色したものから、精霊飛蝗といわれる大きなものまで何種類もいて、あらためて飛蝗の種類の多さに驚く。玄関の門の壁にしがみついていた精霊飛蝗は、誰に襲われたのかはやも片足が根元からもげていた。蜥蜴の尻尾のようにまた再生するといいと思った。