忍び足

片足のもげて動かぬ初飛蝗

水など撒いていると、虫たちが慌てて飛び出してゆく。

まだ夏だというのに、すでに、小さな飛蝗なら何匹も芝生の中で身を隠しているようだ。毎日毎日「暑い」「暑い」と言ってるうちにも秋は忍び足で近づいているということだ。
名前は分からぬが1センチくらいの小さくて緑色したものから、精霊飛蝗といわれる大きなものまで何種類もいて、あらためて飛蝗の種類の多さに驚く。玄関の門の壁にしがみついていた精霊飛蝗は、誰に襲われたのかはやも片足が根元からもげていた。蜥蜴の尻尾のようにまた再生するといいと思った。

“忍び足” への8件の返信

  1. 確かにバッタ類は足がもげていることありますね。しかも一番筋肉のついた後ろ足?だったり。
    子供の頃トンボを網いっぱいに捕まえて頭がもげていたのを思い出しました。
    バッタは夏が最盛期ですか。コオロギとかだと秋になるんでしょうか。

    1. やっぱり後ろ足がもげやすいみたいだね。
      飛蝗は一番暑い頃から出てくるようだけど、俳句では夏ではなく秋。もっとも秋と言っても立秋からだから8月に入るとすぐに「秋」です。さすがにコオロギは秋と思いますが、昨日だったか草むらの中にコオロギが隠れているのを発見したよ。

  2. もうバッタをみかけましたか。
    秋きぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる (古今集)

    あの小さな手のひらに載るような小さなバッタのような虫なんていうのでしょうね。
    バッタの赤ちゃんだと思っているのですが・・・

    ここ数日早朝5時前から玄関裏庭そして堤防の木々から蝉の声がうるさく寝ておれません。
    三方攻めで参ってしまいます。
    昼寝で睡眠不足を解消していますが・・・

    1. 緑のだったら赤ちゃん、茶色をしていればそういう小さい種類のものもいるようです。

      こちらもようやく蝉が増えてきましたが、あまり当たり年ではないようで、遠くからしか聞こえてきませんね。

  3. 「飛蝗」、バッタと読むのですか、知りませんでした。「蝗」だけだと「いなご」。飛ぶ蝗でバッタですか。面白い。当地の田んぼも稲穂が大きくなりつつありその内いなごも出てくるのでしょうか。楽しみです。

    1. よく観察するとすでに「イナゴ」はいると思いますよ。稲穂が実らないと餌にならないので寄りつかないだけかもしれません。

  4. 我が家の庭にもおんぶ飛蝗が住みついて長く、毎年のように小さなこども飛蝗が生まれてきます。多分、親飛蝗が卵を庭のどこかに産んでいるんでしょうね。
    今年も卵から孵ったこども飛蝗が庭にある花の若葉等を食い荒らしています。よく観察すると飛蝗にも好みがあるようで、特定の花に集中して食べています。
    今年は例年より梅雨明けが早かったためか、昨日鎌倉芸術館でのオーケストラとの合同練習に出かけたところ、今年初めてのアブラゼミの声を聞きました。昨年は7月末でしたから約1週間早いですね。
    いよいよ夏に活躍する昆虫の季節に入ってきましたね。

    1. 草木に被害があると分かるくらいですから、飛蝗というのは意外に身近なところで住みついてるんですね。野原とか田の畦とか、そういうところにいるというイメージが強いのですが認識を改めなくてはいけませんね。

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