習性

流れ者漁夫の利をしめ鳥の恋

衆人環視だろうとなかろうと。

そのときは人間どもの存在などは意識にないのだろう。
白昼堂々、あっけらかんと、突然に交尾は始まる。
長く観察していると、鳥ごとの行動は見えてくるもので、どんなとき、どんな条件があれば観察できるのかわかってくるものである。
大体において雌はドライなもので、今の恋人より魅力的な異性が現れればさっさと乗り換えるあたりは単純にすごいと思ってしまう。
もちろん種によっては添い遂げるカップルも多いのだが、得てして天敵にの多い小鳥のたぐいは子孫を残すためにたくさん産まねばならず、こうした習性は理に適っているのであるが。