まほろばの冬姿

寒木瓜の粒の源平はつかにも

梅も咲いたが、木瓜もひっそりと咲き始めたようだ。

丈が低く、葉もまだ充実してなくて木そのものは貧弱に見えるせいか、足を停める人はまれのようだ。
ただ、屈んで目をこらせば、開き始めた花も小粒だが、ちゃんと赤白に咲き分けているようである。
大きな粒の爛漫の春はまだ遠いが、ひっそりと足下に並んでいる木瓜も今の季節には貴重なものである。
起ち上がって周りを見ると、大峯の雪嶺がはっとするほど国原の景色を引き締めている。これもまた、まほろばの姿である。

“まほろばの冬姿” への2件の返信

  1. 花のすくない季節、ボケの花の彩りは貴重です。
    今、堤防に咲いてる花は木瓜だけですもの・・・

    暖かな日差しに誘われて市の博物館までレオナルド・ダ・ヴィンチと「アン
    ギアーリの戦い」展を観に行った。
    16世紀フィレンツェの宮殿に飾られるはずだった失われたダ・ヴィンチの傑作「タヴォラドーリア」の板絵。他に関連作約50点。
    2015年京都文化博物館の展覧会を見逃し残念で仕方なかったが今回名古屋で開催された。
    当時の画家にも多大な影響を与えたという。
    作者不詳でダヴィンチに基づくとされ、謎に包まれているが数々の手がかりから真作との説もある。
    ダ・ヴィンチとマキャベリ(君子論)の接触があったことにも驚きであったし15世紀のイタリアルネサンスに思いをはせた一日であった
    久しぶりの絵画鑑賞は二時間を要し少々疲れ気味。

    1. 絵画に縁がない身としては、絵画鑑賞など一時間ですらもちそうもありません。ダヴィンチ展となると、さらに力強い絵を想像するので圧倒されそうですね。
      明日からは春。どんどん外で鋭気を養いましょう。

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