ケーキの道

犬四手の黄色塗せる落葉道

林の一画が明るい。

犬四手の薄い葉が黄葉して光りをよく通すし、幹の周りに散り敷いた落葉がまた明るい黄色で、そこだけ地面から浮き上がるように存在を教えている。
茶色がかった他の雑木の落ち葉に振りかかるようにして散った黄色は、まるでチョコレートケーキにマロンの欠片をまぶしたようにも見えてくる。遠目にもモンブランケーキのようで、そんなことを考えながら散歩していると様々な色した楓の敷く道は何と言うケーキに似ているだろうかと考えるのだが、なかなか思いつかないのだった。

“ケーキの道” への3件の返信

  1. 「ケーキの道」? 何々? ケーキ大好き人間の私は興味津々。

    犬四手、初めて聞く名前です。
    色とりどりの楓の落ち葉をイメージしたケーキをパテシェが考案してくれないかな・・・
    そしてお洒落なネイミングを付けるとしたらどんな名前が良いでしょうね。
    メイプルモールなんていかが?

  2. 「メイプルモール」。
    この場合の「モール」とは「遊歩道」?あるいは「織物」?
    両方ともイメージが合いますね。
    人の手が触れてない、自然に重なったままの楓敷く道、林の綾の美しいこと。
    いつもの散歩道の最初の五百メートルが楓のプロムナードで、気持ちよくスタートできます。

  3. 散歩道をイメージしましたが織物の意味もありましたね。
    童謡「紅葉」の織る錦をイメージしたお菓子、売れるかもね・・・

    楓舞い散るロマンチックなプロムナード、そんなケーキができたら素敵ですね。

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