放射冷却

ハンドルの霜の厚さを拭ひけり

今朝の霜は厚かった。

原付バイクのメーターボックスがすっかり覆われて文字盤がまったく見えない。
指でなぞるだけでは除けないので、こするようにして掻き取ってようやく文字が見えてきた。
厚さは2ミリ以上はあったろうか。
さいわい外の水栓が凍るほどではなかったが、残った野菜たちが霜でげんなりしている。これでまた少し甘くなるかもしれない。
日があがるにつれて気温がだんだん高まり、風もないとあって久しぶりの穏やかな冬日である。
典型的な高気圧による放射冷却の朝だったと言うわけである。
末の子が2泊3日の予定をおえて東京へ帰って行った。
勢揃いすることはなかったが、久しぶりに家族の団欒にひたれた正月となった。
新型コロナが猛威をふるう都会でも負けずに頑張ってほしいと祈るばかりである。

“放射冷却” への2件の返信

  1. 昨日の朝は冷えました。
    車のフロントガラスが凍っていてしばらくエンジンをかけて9時スタート。
    この連休三重へ一泊で最後の帰郷である。
    月が替われば古家の解体、もう二度と泊まることはできない最後の日である。
    陽射しと共にまたとない好天に恵まれ二日間の予定を無事すませることができた。

    1. 思い出が染みついた実家もこれが最後となると万感胸に迫るものがあったのでしょうね。
      こちらに来る前に、私もがらんとした室内で家族全員の集合写真を撮りましたが、いい記念になりました。

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