向寒

木枯や木末は天にそりかへり

風が冷たくなってきた。

道路に落葉がさかんに降ってくる。
歩道には踏みしだかれて固く締まった部分もあって、いよいよ冬ざれ感がましてきた。
染井桜はすでに裸同然。雑木がめだつ盆地四方の山々は黄葉、紅葉のミックスで彩がほんとうに豊かで心を和ませる。
十一月も今日でおしまいと同時に、明日からはいよいよ寒い師走。
心して向寒の肚を固めたい。

“向寒” への4件の返信

  1. 午後から風が出てやはり予報通りでした。
    暖かさに慣れた身体には少しこたえましたがまだまだ序の口、これしきの寒さでまいっていてはなりません。
    明日から師走、寒さに負けず今年の総仕上げといきたいですね。

    1. 寒くはないけど一日どんよりと重い空でした。
      今朝も同様の空で気が重くなりますが、やることはまだいっぱい。負けてられません。

  2. 木枯や木末は天にそりかへり

    「一日一句」の楽しみの一つが難解漢字! 木末が「コヌレ」とは! 意味はこずえとわかっても、どうして「末」を ”ぬれ”と読むのか?! 句を味わうより、そっちの方が気になって・・・・。
    でも、今年は、紅(黄)葉が、美しかったですね。

    1. 秋の季語に「末枯れ」というのがあります。草木の枝先、葉先が枯れることを言いますが、これは「うら」と読んだり。同義の「すがれる」も「末枯れる」と書きます。ほんにややこしや、ややこしや。
      天気が続いて朝晩の温度差。これが紅葉の決め手だそうです。今年はその条件が適ったのか、きれいな紅葉、黄葉でしたね。

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