墳丘の林騒がせ寒鴉
乙女山古墳は帆立貝型古墳の典型として名を知られている。
この公園のなかでは珍しく竹林と雑木林に覆われたままで、中に立ち入ることもできない。そんなわけだろうか、鳥たちの格好の隠れ家らしく、いろいろな鳥たちが出入りしている。
なかでも、竹林より背が抜きんでて高い高い雑木の天辺には烏たちが我がもの顔でたむろして、ときおり鳴く声は公園の遠くまでひびきわたるように大きい。
公園の真ん中にある池には多くの鴨が飛来するが、この日はカワアイサという珍しい鳥(雄)が一羽だけいて、大きな望遠レンズを抱えたカメラマンたちがシャッターチャンスを狙っていた。
またまた古墳ですか。
さすがに奈良ですね。身近なところにいろんな古墳があって、手軽に散歩に行けるなんて、恵まれていますね。
雑木の天辺にたむろしている野鳥の群れの光景は、こちらではムクドリやカラス程度で、騒がしいばかりであまり情緒がなくて、俳句に詠むような光景ではないですね…。
カワアイサはピンとこなくて調べてみたら、よくTV等でも取り上げられる野鳥ですね。
普段なかなか目にすることのない鳥ですから、野鳥愛好家にとっては格好の”モデル”ですね。
神奈川県央でしたら、よく探せばいろいろな鳥がいるはずですよ。俳句ではこの時期、寒雀、寒鴉、寒禽という季語があるように、厳しい寒の中でもけなげに生きているものたちを詠みます。
前方後円墳と違って帆立貝型古墳なんて可愛いじゃないですか。
古墳の型(デザイン)もいろいろあるんですね。
しかも乙女山古墳にあると言うのがいいですね~
古墳の規模としてはそんなに大きくないのでしょうか?
この帆立型の古墳には一体どんな人が入っているのでしょうね。
何となく女性のイメージがありますが・・・
仁徳陵なんかと比べれば小さいと言えますが、それでも丸い部分だけでも直径100メートル近いですし、そのまわりを濠が囲っていますから相当な大きさです。こんな古墳がなだらな丘陵地帯に集中しているわけです。
この古墳は5世紀前半といいますから、貴重な資料なんでしょうね。
カワアイサがどんな鳥なのか全然わからなかったので、検索ではなく図書館に行って調べました。カモ科なんですね。
他のカモとの見分けが難しいです。鳥に詳しくないので・・
「野鳥の名前」(山渓名前図鑑)を借りてきて読みだすと面白くなりました。名前の由来と語源が説明されていて興味深かったです。
アイサの日本の書物での初見は「万葉集」巻七、1122 「山の際に渡る秋沙(アキサ)のゆきてゐむその河の瀬に波立つなゆめ」 とありました。
すぐ忘れてしまうのですが、ぱらぱら読むだけでも楽しい本です。
鴨というのは種類が多くてとても覚えきれないくらいです。しかも、いつも一カ所にいるわけではないので目撃のチャンスも少なく、珍しいものを見かけたときはラッキーだと思うことにしています。
これが昂じると、何々が何処何処に出たと聞けば迷わず駆けつけてしまうようになってしまいます。
私も、巫女アイサのブログを見つけたので見に行きたくなりました。