初冬の作務

落葉掻く作務に大樹の容赦なく

掃いても掃いても降り止まない。

広い境内を掃く時間も伸びるだろう。
落葉掃きは今この時期が一番忙しい。
掃くそばから樹齢四百年の大欅から降ってくるのだから。

掃き寄せた落ち葉の処理も大変だ。
条例で落ち葉焚きもだんだん難しくなってきているし。
何より寂しいのは、昔のように子供たちも集まってきて焚き火を囲むという光景をとんと見かけなくなったことだ。

“初冬の作務” への6件の返信

  1. 落葉焚きや籾殻焼きはめったに見られなくなりました。
    田舎で川と山に挟まれた畑を管理している友人が時々焚き火をします。
    今度行く時は芋を持っていくつもりです。
    焚き火で焼いた芋は一味違いますものね。

    1. 当地では籾殻を焼く光景は目にしますよ。
      ただねえ、住宅地の空き地が畑になっていて、オーナーがときどきガラなどを燃やすのはちょっと迷惑な話です。
      あたりは新しい造成地になっていても、感覚は昔ながらなんでしょうね。

      焚き火の焼き芋は格別。食べたいなあ。

  2. 「落葉」11月の兼題ですね。
    落葉集め、アメリカでは大音響のブローワーでバンバンやってましたがちょっとねぇ。日陰を作り涼をくれた葉っぱですもんねぇ。ご苦労でしょうがやはり竹箒かでやさしくやってもらいたいものです。

    1. 毎朝箒を使うと生活にリズムをもたらす効果もありますしね。お寺ではこれも修業。

      お寺で落ち葉焚きをしないのは文化財保存のうえでも必要なことなんでしょうね。書いてから気づきました。

  3.  私も毎朝、家の前の欅の落ち葉掃きをしています。
     夕方までにお隣の奥さんも掃き、お掃除の業者のおじさんも掃いています。それでもすぐ降り積もります。
     二階の机に向かうといつも目の前にある欅です。今はまだ欅紅葉が綺麗です。春夏秋冬、楽しませてくれる大切な欅です。
     お礼の意味を込めて掃いています。

    1. お礼の気持ちをもって掃かせていただくとは殊勝なことですね。

      目の前の欅が日常とは素晴らしいです。
      今朝通りかかった駅前ロータリーの欅の黄葉は目を奪われるくらいでした。そちらでもさぞ素晴らしい眺めなんでしょう。

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