乳根垂る古木守れる神の留守
十一月になるといつも不思議に思うことがある。
七五三の神参りである。
この月は神無月で八百万神すべからく出雲に出払っているのに、誰も疑うことなく拝殿に畏まってお祓いを受けている。
結婚式だってそうだ。ハイシーズンだから一日に何組もこなす神社もあって、みな平気で式を済ませている。
どれもが神さまがいなくては具合が悪いので、きっと留守番役の神さん、代理神さまがいらっしゃるのだろう。
考えてみれば、神社では古木などが御神木として崇められているわけで、御神木は移動ができないから目に見える代理としてその役割を果たしているのかも知れない。
葛城の一言主の神さんのところでは、御神木の乳銀杏が見事な黃葉を光らせて留守を守っている。
三連休で七五三お参りも終盤でしょうか?
朝一番モーニングコーヒーを、そのまま映画館へ。
「アニメ リトルプリンス・星の王子さまと私」
幼児連れの母親三組と私のみ。
これはどう見ても大人向きとしか思えない。
エンドロールを見ながら父母はどの星かな。
hodaka さんのお母さま、二歩さんとの出会いもあるのかな・・・
もし逢えればばどんな会話が弾むのかな・・・
涙が流れて止まりません。
今、本棚から星の王子さまを取り出しました。
会員しか読めないのですが、句会のサイトで二歩さんの過去作品を読んでいます。128回掛ける4句、500句近くにもなりますと、そこから彼の人となりが自ずと浮かび上がってくるいのです。夫人、酒、父母、愛犬、山、散歩。。。。などに注がれる愛情には深いものがあります。とくに、今年9月末の
には、彼の心情を酌むと涙を禁じ得ません。