新酒

車座の一輪臥して濁酒

どぶろくとも言う。

独りで楽しむ場合もあるだろうし、気心のしれた仲間にふるまうこともあろう。
車座になって丼で回し飲みしているうちに、一人が寝てしまったというシーンである。

今は、基準を満たせば「どぶろく」の製造許可がとれるので、各地に濁酒が大手をふって売られているようではある。

“新酒” への4件の返信

  1. 珍味、無国籍料理、果物、スイーツ何でもござれの私ですがアルコールだけは受け付けません。
    特に日本酒、濁り酒の類には弱い。

    濁り酒濁れる飲みて 草枕しばし慰む
    この詩は大好きです。
    一時ワインブームの時は人並みにワインに凝ったりもして色々取り揃えたりしましたが本来弱いのでしょうね。

    1. 叙情歌ですね。
      今、このような歌を詠む人が見られないのも時代でしょうか。

      食べ物と合わせるには醸造系酒がいいですね。土地土地の食材にあった日本酒というのは、世界遺産となった和食カテゴリーに入れてもいいんじゃないかと。

  2. もう今年度産の米から作った新酒が出回ってるのでしょうか。ワインでもヌーボーとかありますよね(高いだけであまりうまくないので私は買いませんが)。でも何事も新しいことはいいこと。無添加の造りたて濁り酒はおいしそうですね。

    1. 造り酒屋の本格的な酒というのは寒造りでしょうから、新酒と言っても量も少なくせいぜい11月頃からでしょうか。昔からの「どぶろく」なら、個人で期間も短くて作れますから秋の季語「濁酒」の「傍題」になってるんですね。ですから、季題「濁酒」も、たぶんに「どぶろく」的要素を含んだものではないでしょうか。

      今は許可された「濁酒」が大手をふって居酒屋でも売られていますね。ちょっと甘めで、米、水、仕込み方などでしょうか、随分味わいに変化が多いように思います。
      この「もろみ」を最初に絞ったのが「あらばしり」。日本酒と言っても作り方、絞り方、などによってさまざまな呼び名があって、日本食ブームとともに人気も出てきて、世界に冠たる酒と言っていいですね。

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