海へ下る

すべからく腹から食うて下り鮎
落鮎の焼きに始まり腹子飯

落鮎は「錆鮎」とも言うとおり、川を下るにつれて赤黒く痩せてくる。

これがまだ上流の方にいてこれから下ろうかという頃合いのやつは、脂ものってどんな料理にでも合う。
塩焼きはもちろん、煮付けにもいいし、出汁をだっぷりきかせた鮎飯などは最高の贅沢というものだろう。
どんな料理にせよ、この時期の鮎は腹からいただくのが王道。ぱんぱんに張った卵、たくさんの命をいただくのだから感謝の気持ちも込めて。

“海へ下る” への4件の返信

  1. ああ~涎が出そう・・・落ち鮎のシーズンですね。
    塩焼きに始まり味噌魚田、甘露煮、お刺身、一夜干し、鮎飯。
    簗場で鮎のフルコースをいただいたのは何年前の事かしら?

    1. 滋賀の高島でしたか?関西では有名どころのようです。
      当地にも吉野川であるようですが、HPなどによる宣伝もあまりなく評判もあまり聞こえてきません。ちょっと淋しいです。

  2. あ~あ~美味しそう! 食べたいなあ。
    夫婦で鮎釣りが趣味という友達がいます。
    一夜干しにしたのを毎年いただきます。珍味です。
    同年代なので、二人がいつまでも元気で釣りに行けることを、食いしん坊の私は願っています。
    二歩さんもこれを好んでいたので、時々おすそ分けしました。
    美味しいものを味わえるのは元気だからです。今を大切にしたいものです。
    いろいろの予定がやっと終り、今日「山茶花」10月号に目を通しました。
    魚水さんの句 「校庭に出水見舞の飯を炊く」が雑詠鑑賞にあるのを見つけました。主宰の評もあたたかくて良かったですね。
    ますますご精進ください。

    1. 鮎と言えば塩焼きという人が多いですが、実際には二度調理したものの方が抜群にうまいですね。全く別物の味わいに驚きます。この劇的変化ぶりはちょっと他に例が見られないくらい。
      お知り合いにはいつまでも元気でいてほしいものですね。

      久しぶりに雑詠で取り上げていただきました。南天さんも投句されてはいかがでしょうか。五句揃って提出できなくてもいいんですよ。

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