水の音

鳴る川を声渉りゆく秋の蝉
水生れてもの動きそむ秋の蝉
秋の蝉生まれし水の冷たさに

瀬の音に混じって蝉の声が聞こえてくる。

夏の蝉のような、煩わしいまでの姦しさとは異なり、どこか澄みきった清澄な音に聞こえてくる。ある意味、清流に濾過されたとでも言おうか、耳障りな周波数の部分が瀬音に吸収された結果居心地のいい音だけが耳に響いているかのようである。
夏の間聞かれていた河鹿はもう聞かれず、聞こえてくるのは瀬音と蝉の声だけである。
秋は水音に触発されて生まれてくるのだと思った。

“水の音” への4件の返信

  1. 水の音にも秋を感じる環境に住めるのはやはり一種、幸せです。
    実家の前は矢頭山源流の波瀬川が流れており瀬音を枕に眠りについたものです。
    知らない人が泊まると雨の音と間違われたこともあります。
    今ではそんな音も聞かれなくなりましたが大雨で増水するとやはり怖い川です。雲出川と合流し伊勢湾に注ぎます。

    秋の音を聞きに行きたくなりました。

    1. 先日行った東吉野の高見川。渓が川へと変わるあたりの光景でした。高見川は,名前の通り高見山が源流で、東に流れれば櫛田川、西に高見川そして吉野川、紀ノ川になります。

  2. 金魚の適温は何度でしょうか?もちろん熱帯魚にかなうわけもなく18度C位いが良いそう。

    今、我が家には孫の金魚すくいから約1カ月程、生き延びているのが6匹ほどいます。
    ポンプ付きの水槽でもあれば事は簡単なんだけど、当初、こんなに長生きするとも思えず、毎日水道水を天日干して後、室内に取り入れ室温に下がったのを見計らって、入れ替えています。

    別に早くお陀仏してくれとも思わないけど、この手間暇たるやなかなかのものであります。

    今日も金魚の命と水換えの手間暇との根競べを続けている毎日であります。

    1. エサキンとも呼ばれる金魚結構タフですよ。過去8年ほど長寿の金魚を飼ってました。酸素ポンプとか浄水器、ヒーターとか本格手な器具も必要で大変な思いをしたものです。終いには60センチ水槽では狭いほど巨大化して、手に余りました。水の浄化もそうですが、夏場の温度管理が大変です。
      頑張ってください。

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