行雲

鰯雲群れて大和になだれくる
鰯雲今日も流れる大和川

盆地にいると、鰯雲は流れるものだということがよく分かる。

それも決まって西から、つまり大阪から流れてくるのだ。
一面のようにくるときがあれば、ときには一本の川のように、そしてまた扇形に広がるように、いろいろな形で楽しませてくれる。
ルートとしては、大和川に沿って流れてくることが多いようだ。
一週間ほど前に目撃したのは、川の流れのようなものが伊賀の方へ流れていた。
昨日今日は全面真っ青な秋の空。そろそろ天気下り坂となる明日あたりゆったりとした鰯雲が見られるかも。

“行雲” への2件の返信

  1. ここしばらく晴天が続きそうでいろんな秋の雲が楽しめそうである。
    鰯雲はまだ見られませんが雲の形って面白くて見飽きないですね。
    鰯雲の流れは西から東へですか。
    まるで釈迦仏法が西から東へ流布したようにね。

    何十年ぶりだろうか?今日メナード美術館に行った。
    家から車でわずかに20分。
    開館30周年記念 所蔵企画展 田淵俊夫(時をきざむ 心にきざむ)
    当館所蔵の田淵作品全43点が展示されたが今日の目的は薬師寺食堂に奉納された壁画の写生と下図である。
    画伯はこの食堂のために6メートル四方の本尊「阿弥陀三尊浄土図」と14面で構成された「仏教伝来の道と薬師寺」を制作し本年五月に完成し落慶法要が営まれた。
    巨大な壁画を制作するにあたり多くの写生や下図を描いたその過程を観ることができた。一部分が原寸大で展示されている。
    現地に赴きその作品の全貌を鑑賞できるのを楽しみにしている。

    ちなみに画伯の作品は愛知、奈良、中国に題材をとったものが多く中でも
    奈良には縁深く、その作品は素晴らしく私は独特の緑が好きである。
    明日香栢森の作品も二点展示されていた。
    先日の「これがあの?」の飛鳥川である。

    長安からの遣唐使船が東シナ海、玄界灘、瀬戸内海さらに大和の地、藤原京にたどり着くまでの風景を描いたのは必然であり田淵画伯ならではの集大成ではなかろうか。

    1. 西の京は薬師寺、唐招提寺の二大寺院ですが、修学旅行生に圧倒的人気が薬師寺です。
      高田管主からの伝統なんでしょうが、案内僧が立て板のごとく次から次へとやってくる学生、観光客をさばいています。
      静の唐招提寺とは好対照をなしていると言えます。
      この列に巻き込まれるとなかなかゆっくり見ることはできませんので、そういうときは東院堂(国宝)の聖観世音菩薩像(国宝)を先にご覧になって、混雑をやり過ごしてみてください。ここには団体の修学旅行生はやってきませんのでゆっくりした時間を楽しむことができます。

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