靴裏を突き上げる

名園の木の実溜まりとなりにけり

櫟林を抜けて近道しようと思うと、ビシビシと音をたて団栗が落ちてくる。

櫟のあの丸くて大きな実は直径1.5センチほど。
さすがにあれが落ちると、苔の庭であってももんどりを打って大きな音がするものだと知る。
頭を直撃されてはたまらないから早々に抜け出したが、足裏にもはっきりと分かる木の実の大きさだ。

“靴裏を突き上げる” への2件の返信

  1. どんぐりが降ってきましたか、何やら詩になりそうですね。

    少し間を置いたので昨日から三重へ。
    県道の最後の信号を通るとそこは昔ながらの変わらぬ田舎の姿。
    取り入れも終わり冬支度前の一番落ち着いた静かにひっそりとした集落。
    人の気配がまるでない。
    お墓へ行けば声をかけてくれる人がいる。
    私の知らない母の思い出が聞けたりする。
    実家は地域でも矢頭山の麓にある一番奥にある集落。
    行くたびに人口が一人減り二人減り・・・
    人間より獣の数のほうが多くなっていると友人は言う。
    笑えない話である。限界集落、消滅集落と言う言葉が浮かぶ。
    ひと月後には山も美しく装うことだろう。
    新米も精米したので今夜は味見をしてみよう。

    1. 団栗はもうすでにかなり降ってますよ。

      もう10年以上も前に、津の街のすぐそばまで猿が降りるようになったと聞いたことがあります。布引山地から山裾伝いにですから、中心街に現れても不思議ではありませんね。

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