防人の踏みし峠の鷹柱
鷹渡る富士の裾野の一目に
そこに風あること教へ鷹渡る
目を皿に鸇の行方追ひにけり
数ふるを忘れてしまひ鷹渡る
日本野鳥の会によると金剛山の渡りがピークらしい。
東北や関東からはるばると降りてきたものの集まりだろうから、相当の群れにはなっているはずである。
10年ほど前に、知り合いに教えられて足柄峠まで渡りの様子を観察に行ったときの話は、このブログでも振れているが、そのときの様子がまざまざと思い出されてきた。
相当な高さを飛んだり、舞うので、慣れてない目にはなかなか捉えることは難しく、野鳥の会関係者と思われるグループの人にいろいろ指導いただいたこが昨日のようだ。
またいつか見に行きたいと思いつつ、なかなか実現していない。渡りを観察する場所といえば、鳥にとっても次の中継地点というか上昇気流の起こる場所が見渡せるような地点なので、渡りの季節でもなくとも眺めが楽しめるところであるにちがいない。
金剛の渡りのポイントを調べて、天気のいい日にビューポイントに立ってみるのもいいかもしれない。
この前やってきたばかりに思えますがもう渡りの季節ですか。
日本野鳥の会員ってすごいですよね。
いったいどんな目をして視力はどのくらいあるのでしょうね。
いつも感心するのは年末の紅白歌合戦の数を数えるときです。
それよりも小さな野鳥はどのように数するのでしょう!!
是非渡りを観察してみてください。
風天こと、渥美清の俳句です。
渡り鳥なにを話しどこへ行く
素直で素朴、いいな~と思います。
燕はじめ去って行く鳥の一方で、渡ってくる鳥がまだ少ないようです。一番手の小鴨がまだ来てません。
ここ数日急に冷えてきたので、わっと来るかもしれませんね。
風天こと寅さんはひそかに俳句を残しました。それぞれ人間味ある味があってほのぼのしてきますね。
就寝前に空を見上げました。
天の川のような鱗雲が大きく横たわっている。
その真ん中に大きなお月様が周囲に光を放って輝いている。
近年にない見事な名月である。奈良はいかがですか?
月の光で雲の動きもはっきり、ウサギさんもはっきりしています。
歌が出てこないのが恨めしい・・・
あまりの美しさにお伝えしたくなりました。
今日は冴え冴えとして月がきれいです。
ほんとうに久しぶりの名月かもしれません。
目が悪く兎さんの識別はつきませんが、「うさぎ うさぎ 何見て跳ねる 十五夜お月さん見て跳ねる」の歌なら出てきます(笑)