明かりとり

稲妻やうかがひ知れぬ虫籠窓

寺前町の今井町もそうだが、奈良町にもまだまだ古い商家が残っている。

ちゃんと保存されているときには虫籠窓が塞がれることはないが、そうではない場合は物置同然になっていたりしてせっかくの意匠ももったいないことである。
今年の大和の稲の花は遅いような気がしたが、はたして稔りは期待できようか。

“明かりとり” への2件の返信

  1. 虫籠窓の映像を検索してみたら何と風情のある光景。
    どこかで見たような懐かしさ。
    京都の町家白川庵にもこの窓はなかったような、古い町並みの貴重な名残ですね。
    灯り取りにも通風にもなり先人の知恵が窺い知れるところですね。

    1. 普通は屋根裏部屋、よくて中二階の明かりとりです。
      階段というより梯子みたいなもので登る感じです。
      ご覧になった写真のようにきれいに保たれたものは意外に少なく、たいていは物などで塞がれていたりして、景観もがっかりすることも多いです。
      古町の商家に多いようです。

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