和えてよし

終焉の肚はくくれず韮の花
万葉のエディブルフラワー韮の花
歳時記に和へてうましと韮の花

夏とする歳時記もあるが、ホトトギス新歳時記では秋である。

たしかに、盆を過ぎる頃から蕾がぽつぽつと出始めて、今は一茎が満開である。こうなると葉はもう固くなってしまって食用に適さないが、蕾を摘んでこれを和えるとうまいという。もう少し様子をみて、蕾がさかんに出るようだったら摘んでみるのもいいかと毎日水をやっているのであるが。

“和えてよし” への4件の返信

  1. 今日は年に一度の定期検診に、毎年誕生月に行くように心掛けている。

    待合室のテレビを見ていたら「ニラ」の映像が。
    宿根草なのでそのまま放置しても2~3年は大丈夫との事。
    収穫するとき根元を3センチほど残して切れば又伸びてくるらしい。
    春から夏までは葉、今は花の時期なのですね。

    1. なかなか生命力が強いらしく、今年は四度ほど収穫しました。鉢が混んできたし、花も咲いたので、この秋は株分けしようと思います。

  2. 終焉の肚はくくれず韮の花
    万葉のエディブルフラワー韮の花
    歳時記に和へてうましと韮の花

    「エディブルフラワー」ってなんだろう?と 辞書を引くと
    食用花と。”椅子と母親以外、四足であればなんでも食べる”、中国。
    でも不思議なことに、花は食べない。
    でも この韮の花(蕾)は 食べたような記憶がある・・・。
    それも和え物ではなく、湯(スープ)に振りかけて・・・。

    いやぁ~ hodakaさんの 言葉に対する 豊饒なセンスには
    いつも感心しますし、こう言う事を引き出してくれる事に
    とても 有難く思います。 

    1. 実際には花咲く前の蕾と茎を食べます。
      万葉集には韮は一句だけ採られています。

      伎波都久(きはつく)の岡の茎韮(くくみら) 我れ摘めど籠(こ)に満(み)たなふ背なと摘まさね
      巻14-3444 作者未詳(東歌)

      その意は、

      伎波都久(きわつく)の岡の茎韮(くくみら)、この韮を私はせっせと摘むんだけれど、ちっとも籠にいっぱいにならないわ。
      それじゃ、あんたのいい人と一緒にお摘みなさいな。

      一種の労働歌として、謡われていたのでしょうね。
      韮は万葉集では「みら」と呼ばれています。
      「くくみら」は「茎だった韮」。

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