秋の訪れ

八尾女の八尾離れず風の盆
東の白みおわらの路地踊り

風の盆は今日まで。

観光客も大方消えて、夜通しの踊りは明日の未明まで続く。
限られた灯りに胡弓と三味、唄だけが際だつ踊りである。
この踊りがあるため故郷を離れられずにいても、おんな踊りには定年があると聞く。これが最後の夜となれば、観光客も引いて我が町で踊り明かすにも万感胸に迫りくるものがあるだろう。
風の盆が終われば、越中の本格的な秋の訪れである。

“秋の訪れ” への2件の返信

  1. 越中八尾と言えば「おわら風の盆」
    一度も見たことはないがあの哀切極まりない胡弓の調べと何十年も前に読んだ高橋治の小説「風の盆恋歌」
    盆踊りも全国いろいろありますが夜通し踊る郡上八幡の「郡上おどり」とは全くイメージが異なりますね。

    当地の秋の訪れはまだまだ先のようですが朝晩の空気にわずかに秋の匂いが感じられます。

    1. 今はありがたいことに、yutubeというものが居ながらにして現地の空気を伝えてくれます。
      八尾女の指先に見とれています。

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