かきたてるもの

産土の杜に陣引き秋の蝉

つくつくもかなかなも聞かない夏である。

しかし、アブラゼミやクマゼミは相変わらずだが、ほんの少し変化が起きているのは一週間ほど前まで庭で煩いほど鳴いていた蝉の声が遠のいていることだ。
八幡さんの森にでも引いたか、いくらか静かな朝となって早くから暑さをかきたてることもなくてほっとする。
ここでかなかなでも聞こえれば秋を感じることだろうが、それはいつのことだろうか。

“かきたてるもの” への1件の返信

  1. そういえば喧しかった蝉の声がいつの間にやら気にならなくなりました。
    やはり多少の変化が気づかぬままに起きているのかもね。
    市内でツクツクボウシやカナカナは聞いたことがないですね。

    今日は書の練習。
       羽ばたいてみる十五夜の猫たちは  火箱ひろ
    猫たちも見上げたくなるような十五夜お月さまの美しい夜はいつくるのでしょう。

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