ふるさとの古家泊りの無月かな
仲秋の名月だが雲でさえぎられて終わりそうである。
今年は月齢と満月がぴったり一致する年というので、陰曆8月15日の今日と満月が重なることになる。ここ数日は比較的晴れることが多かったので期待も大きかったのであるが、待っても期待できそうもなく無念である。
今日は渓山さんご夫婦が実家への途中立ち寄ってくれた。本来ならばお茶だけでもと家にあがっていただくのであるが、時節柄もあって玄関前の立ち話とあわただしいのは残念であったが、6,7年ぶりの再会を喜び合うことができた。
掲句はご夫婦の実家泊まりの空を想定してのものだが、少しでも雲間にのぞかせてくれればといのるような気持ちで詠んだ。
残念極まりない、雲どころかかなりしっかり雨が降っている。
私と入れ替わりに帰省したようです。
私が帰省した時の夜は満月とはいかなくても結構澄み渡った秋の夜空を楽しむことができました。
後の月はいつでしょうか?それに期待したいです。
名古屋は雨ですか。
後の月、十三夜は10月18日になるようです。そちらに期待しましょうか。
ふるさとの古家泊りの無月かな
好い句ですねぇ。色んなsituationが湧いてきます。
そうですか、奈良は中秋の満月が見られませんでしたか?
こちらは十五夜も十六夜(?)も大きな大きなお月さんを愛でることが
出来ました。お月さんの句はたくさんありますが、平凡な一茶の「名月や
家より出でて家に入り」が好いですねぇ。
すごい句を選ばれましたね。一茶にしてはめずらしく地味ながら枯淡の趣さえ感じます。
同じ一茶に、
不思議なり生れた家で今日の月
があります。一昨日の渓山さん、しっかり見えたでしょうか。私は3時頃目が覚めて部屋に月光がさすのを感じました。
ふるさとの古家泊りの無月かな
返句
有り余る白髪束ね月見かな
師匠のようにはうまくはいきませんね。
むしろ川柳に近いかも。
見事な白髪は芸術家の風情ですね。お見事でした。
お彼岸のお参りも済ませ、亡き父の山道具を友人と分別処分し、モクズガニを土産にいただき、すっきりした気分で日常に戻っております。
有り難うございました。
生家での名月を楽しむ最後のチャンスをさぞ残念なことだったでしょう。山道具というと鉈とか背負子とか想像いたしますが、思い出の品の数々を大事な記憶とともにシェアできたのは何よりです。
わざわざ立ち寄り貴重なお土産もいただいてありがとうございました。