秋澄むや音なく下る救急車
いつもの甲高い音が聞こえない。
回転灯だけが家々を照らしながら走り去ってゆく。救急患者をおろして基地に帰る途中なんだろうか。少なくても先を急ぐ状況にはないようである。
救急車が通るといつも緊張感があたりに漂うのであるが、このように音なく滑るように消えると、澄みわたって張りつめたような空気を緩和する効果があるようである。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
秋澄むや音なく下る救急車
いつもの甲高い音が聞こえない。
回転灯だけが家々を照らしながら走り去ってゆく。救急患者をおろして基地に帰る途中なんだろうか。少なくても先を急ぐ状況にはないようである。
救急車が通るといつも緊張感があたりに漂うのであるが、このように音なく滑るように消えると、澄みわたって張りつめたような空気を緩和する効果があるようである。
救急車に初めて乗ったのは今年の五月、立て続けに転倒して二度目には頭部を打撲、出血に驚いて救急車を呼んだ。
その際早朝だったため音を鳴らさないように依頼した。
所が救急法で決められているからそれはできないと言われた。
そんな法律があるとは知らなかったが患者を降ろした後ならば回転灯だけで音は必要ないのでしょうね。
大変な経験をされましたね。近所でサイレンの音が止むとどこか不安な気分になりますよね。お気遣いしようとした思いが規則により実現出来ないのも不合理な話ですが、急を急ぐ用件では止むを得ませんね。