塒入る鵯の竹林にぎはしき
信貴山に源を発する川の谷は深い。
短い距離を一気に斜面を駆けて大和川にそそぐため、両岸が削られたのだろう。
その深い谷の両岸がまた孟宗の竹林でおおわれており、谷の様子をうかがうことも難しい。
鶯の逍遥する谷でもあるのだが、鳥たちにとってはいい風除けとなっているとともに天敵から姿を隠すにも格好の場であるらしい。
信貴山に早い日が沈むとあたりは急に肌寒くなり昼間の暖かさはどこかへいくとともに、夕闇が一気に迫ってくる。
家路を急いでいると、竹林から雀の群のさざめきのようなものが聞こえてくるが、近づいてみるとどうやら鵯の群らしい。こんなところにも塒がるのだなあと、雀のお宿ならぬ鵯のお宿を発見するのだった。
今回も字が読めない。
調べてみると、ねぐら。とや(鳥屋)。鳥のねぐら。鶏小屋とある。
鵯どころか最近我が家の庭には蜂しかいない。
暖かいせいか小さな蜂がうようよといるのである。
小さくても刺されると恐いのでなるべく刺激せずよけて通っているのだが・・・
蜂がいるということは花、あるいは食べ物になる何かがある。ゆたかなお庭ではないですか。