呻吟

数百里離れた人と月を見る

珍しくよく晴れたこの日。

全国ではどうだろうか。
秋とは言え、ややうすいもやがかっているようで、澄みに澄んだというものではなかろうが、それでも昨夜見た月から想像するに今日はさらに大きくて明るいものとなるであろう。
十五夜というのは夜八時頃から白く輝きだすので、あとしばらくすれば全国多くの人と一緒に見上げることになるにちがいない。とくに、俳句をやる人にとっては特別な夜なので多くの俳人が感動を言い止めるべく呻吟することになるだろう。
静かに月を見られないのが俳人である。

“呻吟” への3件の返信

  1. 今夜のような満月がみられるのは7年後との事、ならば大きな真ん丸なお月さまは貴重。大きく金色の真円が光り輝いている。

    今朝のお習字の手習いは芭蕉の句を近代詩文書風に
       月はやし梢は雨を持ちながら
    そしてもう一句は山頭火の
       月が昇って何を待つでもなく

    1. 両方ともいい句ですね。
      乱視に加えて老眼では月の輪郭も覚束ず、何やら情けないお月見となりました。家人は丸く見えなかったと、視力の衰えを嘆くばかり。
      でも素晴らしく晴れた空でとても明るい月に心洗われるおもいになりました。

  2. 白内障の手術をしてから遠くも近くもよく見え数多く買い替えた眼鏡もいらなくなりました。
    それでも朝起きぬけのすっきり感がなく昨日眼科の診察時に訴えたら老化現象だからそれは仕方ないと言われヒアルロンサン入りの点眼薬を処方されました、気休めかもしれないけど当分朝昼晩と使うことにした。

    今朝の地方新聞では岐阜城の背後に昇る満月が、もう一紙では国宝犬山城が月をバックに慄然とたたずむ写真が名画のように素晴らしかったです。
    これらの写真を撮るために数百人ものカメラマンが集まったとの事でした。

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