穭田に

屑藁に鳩群れ落ちて冬近し

最近田の近くで鳩の群をよく見るようになった。

今日も電線の鳩たちを見ていると、二三羽の先兵がまず田に降りたって屑藁に嘴を突っ込む。安全とみた他のものもつづいて降りたってくる。
刈田は穭穂の緑が目立つようになっていよいよ秋の深まりの感を濃くしてきた。
鳩たちも冬に備えて落穂を探っているのであろう。ひと月もすれば野は枯れ餌を得るのも難しかろう。
鳩たちは秋の一と日を急いでいるのである。

“穭田に” への2件の返信

  1. 落ち穂を求めて生き物たちは冬支度に余念がないのでしょうか。
    生きるか死ねかの正念場、今がチャンスなのでしょうね。

    1. 落ち穂なんて絶好の餌場。放置された柿の実もあちこちに散見されてひよどり他の鳥たちにも格好のご飯です。
      もっとも今年はそういうのを目当てに里に降りてくる熊が多く、自然との共生がいかに難しいか思い知ることになります。

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