蝉の神話

尽き果てて子らの虜や秋の蝉

最近の研究では蝉の命は1週間よりもっと長くて3週間ほどあるそうである。

また。土の中にいる年数も7年とか言われていたが実際は1年で羽化する例も報告されているらしい。
となると、儚いものの例えに上げられていた「蝉」というものの実体が実は間違っていたと言うことになる。
だがやはりここは、「滅びの美学」に弱い日本人にとっては蝉は「儚い」ものであり続けてほしいものなのである。

「空蝉」という言葉がもつ響きにいささかも曇りがあってはならないのである。

“蝉の神話” への8件の返信

  1. 堤防の桜並木からは毎朝蝉の鳴き声がかまびすしいのですが庭の樫の木に今年は一匹も蝉が見当たりません。
    毎年ベランダから捕まえられる位置で鳴いていたものです。
    先ごろ気付いたのですが鳩が巣を作って卵を2個産んでいました。
    以前はベランダのシャッターに雀が卵を産み今回は鳩。
    我が家がよほど気に入ったのでしょうかね~

    今日8月19日は俳句の日なんですってね。初めて知りました。

    空蝉と言えば源氏、思慮深くきりっとしたいい女ですね。
    後はsassさんの分野ですのでこの辺で・・・

    1. 動物というのはよく分かったもので、自分たちに優しい人というのを識別できるんでしょうかね。人の傍で安心して巣作り、子育てができるというのは人の協力あってのことだと思いますよ。

      そう、819で「俳句」。家人がニュースで見たよって教えてくれました。別にこの日でなくても毎日詠んでるんですけどね。

  2. 夏休みの虫捕りで一番面白いのはセミ捕りだと思います。何せ鳴いているのでどの辺に何ゼミがいるか分かる、でもなかなか見つからない、見つけた、高すぎる、届きそう、ってな具合に楽しめますもんね。子供たちに「狩り」の面白さを教えるには最適だと思っています。

    でも親の心子知らずでせっかく面白さを教えても大きくなると忘れて、セミに触れることも怖がるようになる。困ったものです。

    空蝉(セミの抜け殻)探しを公園でやったのも楽しかったです。小さい子ほど目線が低いので結構地面近くのやつを見つけていました。

    そして源氏の「空蝉」、どんな人なのか、歌は結構詠んでいるが心内描写があまりないので評価の分かれる女性ですね。10月~11月じっくり読んで議論したいと思います。

    8月19日は俳句の日ですか、なるほど。どこかでバイクの日と聞いて何だそれはと思った記憶があります。そりゃあ俳句の方がいいです。

    1. 男の子にとっては狩猟心をくすぐられる遊びだと思うんですがね。家の娘たちは従兄弟に混じって毎年のように捕まえていましたね。

      先週かつてのマイフィールドで折り重なるような空蝉の写真を撮ってきました。時期的には来年のネタですね。

      「脱ぎ捨てた」というのが「空蝉」に重なるイメージでしょうか。

  3. 蝉の最期をこの時期よく目にします。地面に落ちて小さな虫たちの役に立ち自然に土に還れる蝉を見るとほっとしますが、舗装道路の上に落ち、たんなるゴミとして片付けられてしまうのをみると無残な気がします。
     まだまだ毎日蝉の合唱が聞かれます。猛暑も続いています。秋が待ち遠しい。

    1. 路上、それもアスファルトの上に転がってるのを見ると植え込みなどに移してやったりします。やっぱり生き物というのは土に帰さないとね。

      昼間はともかく夜はすっかり秋ですね。今日も虫の句を詠みました。

  4. 季節を感じる一つのバロメータとして、虫の声を聞くようにしています。
    毎朝ウォーキングをしているコースで、今年初めて蝉の声を聞いたのは7月30日でした。
    今朝も歩いていると晴れて気温が高いためか、油ゼミの蝉しぐれ状態で、命の最後をここぞとばかりに競っているようでした。
    また、コースの途中に桜並木があったのですが、老木になったため切られてしまい、若木に植えかえられてしまいました。ここも蝉がたくさんいたところなのですが、注意して観察してみると、柘植やつつじの低木の根元周辺に直径1~2㎝の穴がたくさん開いており、蝉が孵化するために出てきたものです。桜の老木がなくなり、来年以降は桜並木では蝉が見られなくなりそうです。
    ちなみに秋の虫の声を聞いたのは、昨年は8月20日でした。お盆が過ぎるともう秋の気配がすぐそばに来ていると感じます。

    1. 染井吉野は寿命が短いので今日の桜の名所も明日には無惨な、ということになりかねません。戦後いっせいに植えたであろう苗木はそろそろ寿命が尽きる頃で各地で新旧世代の交代劇が見られるのかもしれません。

      当地の虫の声は梅雨明け前の3日前でしたから、随分早い勘定になります。夜はもう本当に秋です。

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