夕食が終わりし母の夜は長し
食事の時間以外はベッドで過ごしている。
昼間うつらうつら過ごしているので、夜は熟睡ができないとこぼしている。
「昼間は寝ない方がいい」ことは本人が十分に知っているのだが、病魔がむしばむ体は着実に衰弱していく。
それでも、空ろな意識の中で自らの状態を確かめるように「今日は何日か」と尋ねたり、自分で新聞の日付を確かめたりしている。自尊心が未だ健在なのが救いである。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
夕食が終わりし母の夜は長し
食事の時間以外はベッドで過ごしている。
昼間うつらうつら過ごしているので、夜は熟睡ができないとこぼしている。
「昼間は寝ない方がいい」ことは本人が十分に知っているのだが、病魔がむしばむ体は着実に衰弱していく。
それでも、空ろな意識の中で自らの状態を確かめるように「今日は何日か」と尋ねたり、自分で新聞の日付を確かめたりしている。自尊心が未だ健在なのが救いである。
我が両親の姿に重なります。
毎日、今日は何日?何曜日?
そして聞いたことはすぐ忘れる、その忘れ方が尋常ではない。
毎日ハプニングの連続で時に情けなくなることさえあります。
思うにプライドが高い分、男性の老後の方が手に負えない気がしています。
老後は可愛くなりましょう、これは自戒を込めて・・・
このような姿を見ることはつらいですが、自分の末路かもとも考えると暗然としてきます。嫌み爺さんにならないようにしなきゃっ。
自宅介護で孝を尽くされていることスゴイと思います。どうぞお大事にしてあげてください。。
毎日、ただ見てると言うだけです。診るわけでも看るわけでもないのですが。
夜長にお母様は何を考えて過ごされているのでしょうか。楽しかった思い出を繰り返し反芻されているのでしょうか。そうだといいですね。 そして過去からふっと現実にもどり、今日は何月何日かなと気にされるのでしょうか。
楽しい夢を見てくてくれれば心休まりますが、果たしてどうなんでしょうね。
テレビは何も聞こえないので新聞をベッドに持ち込んでいます。唯一の情報源ですからね。娘が雑誌などを買ってきたりしてくれてます。
お母さんの日常の看護の様子が目に浮かびます。
小生の父親はガンで亡くなったのですが、亡くなる半年前に自宅での生活ができなくなり、病院に入院しましたが、酸素吸入器と点滴で寝たきりでした。ときどきは母や小生が痰が詰まった時に吸入器で取ってやったりしましたが、結果的には十分会話ができないまま逝ってしまいました。最後にいい残したいことがあったと思うのですが、聞くことなく逝ってしまったことは、残念でなりません。
自宅でお母さんを介護しながら、会話ができることはめぐまれています。親孝行をしてあげてください。いずれはわが身に帰ってきますよ。
筆談ですからね、もどかしさはありますが何とか話は通じているという感じです。病気のことは何度も話してあげたのですがそれを忘れていて、「ちっとも良くならない」と頭を傾げているのが子供心にも不憫に思えてきます。最近は病気のことは全く話さないようにしています。ただ毎日、「聞く」。それだけです。