斑鳩秋光景

斑鳩の里を点描彼岸花

日々の戦いのなか、久しぶりに菜園のある斑鳩の里へ出てみた。

6月の後半に植えられた田も収穫時期が近づいたとみえ一様に色づき、あちこちの畦に群れ咲く曼珠沙華とは好コントラストをなしていた。この二ヶ月というもの、家から眺められる範囲の、狭い季節のなかを過ごしてきたので、久しぶりに外の空気を吸って多少なりとも心身がリセットされたような気分だ。

“斑鳩秋光景” への8件の返信

  1. 斑鳩の里に彼岸花、とてもお似合いの風景ですね。
    どちらかと言えば曼珠沙華の名前の方が気に入っています(♪赤い花なら曼珠沙華♪)
    わが故郷ではなぜかこの花のことを舌曲りと言います。
    舐めると舌が曲がるほど苦いから来てるようです。

    あるコラムにありました。
    秋の終りに花が消えると葉を伸ばす、人知れず寒さに耐えて緑のままで冬を越す。
    葉は花を見ず、花は葉を見ず。葉は花知らず、花は葉知らずと思いきや、葉は花を思い、花は葉を思う彼岸花。またの名を相思花。
    とても感動しました。

    さて明日は仲秋の名月、残念ながらお天気は台風で大荒れ模様。
    台風に向かって三重行きです。どうかお手柔らかに願いたいものです。

    1. 「舌曲り」とはうまい表現ですね。よっぽど苦いんでしょうね。だから畦の斜面などにねずみ避けとして植えられたとも。ただ、彼岸花の根はたしか生薬として用いられたような記憶が。。調べてみるとはたしてその通りでしたね。石蒜(せきさん)という名で利尿や去痰作用があるとか。

      明日は大型台風が三重地方直撃するかもしれません。風も強いですから無理しないように。

  2. そうですか、稲刈りはこれからですか。大分違いますね。

    はっきり覚えているのですが、当地では8月30日に稲刈り始め、2週間ほどで終了しました。勿論今は何もない、というより刈り取った後から青い茎が大分伸びてる有様です。ところが彼岸花は遅い、ようやく咲き始めたところです。

    1. 当地の稲刈りはあと1,2週間ほどあとだそうです。相当な開きがありますね。

      稲刈りのあと青い茎が伸びるのを「穭田」(ひつじだ)というそうです。立派な晩秋の季語です。穂は「穭穂」(ひつじっぽ)。うまく生育すると花を咲かせるところまでいくそうですが、私は見たことがありません。

  3.  今日9月29日は 「菅生歌舞伎」の公演日だったので、出かけてきました。年に一度正勝神社奉納の公演です。屋外なので雨が降ったら中止、せっかくの稽古も準備も水の泡。運よく晴れてよかったです。ここにも彼岸花が咲き乱れていました。
     すべてを荒縄で縛る組立舞台です。観客席はシートの上にござを敷いたものです。土も草も見えます。演者と観衆との距離が近く、両者が一体となって舞台を盛り上げている感じがして楽しめました。おひねりを投げるのもいい気分でした。
     商業演劇の大舞台では味わえない温かさ、異なる面白さを堪能しました。

    1. 珍しい舞台が楽しめましたね。「おひねり」を投げるのって、賽銭を投げるのとどこか似通っていておまじないみたいなものを感じますね。舞台と観客が一体となった様子が想像されて心が緩みました。

  4. 久しぶりの清々しい秋の景色に触れて、少しはリフレッシュできたようで何よりです。
    昨日たまたま某TV局の番組で埼玉県の巾着田(川の蛇行で偶然巾着の形をした地形ができたそうです。)の”曼珠沙華”を放送していましたが、10万本の株は壮観で、赤い絨毯の様相でした。これだけ見事な群落はめずらしいと思います。
    花畑のスタートは土を掘り返したら、偶然何やら沢山の球根が出てきたので植え直したら”曼珠沙華”の花だったそうで、以来年々増えて今日に至ったそうです。珍しいですね。長年眠っていた球根を蘇らせたわけですね。

    1. ああ、近年有名になった曼珠沙華の公園ですね。なるほど、元は偶然見つけた球根だったのですか。今では全国各地で栽培されている大賀博士の「古代ハス」を思い起こさせますね。

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