白日や白き茸の生ふる道
不思議な景色だった。
川沿いの堤防の、日がよく当たる散歩道に、直径7,8センチほどまで育った茸が白く光っているのだった。夏の間誰も通ろうとしなかったせいか雑草も伸び放題で、おりしも勢いのいい葛の枝が今まさに径を覆おうとしていた。
茸のイメージというのは、木陰などで十分湿気があるような環境で育つというものだが、ここでは白昼炎熱にさらされて成長しているのだ。こういう種類もあるものかと自分に納得させるような思いで眺めていたが、なんとなく村上春樹の小説を読んでもいるような不思議な感覚にとらわれるのだった。
春樹と白い茸、不思議な取り合わせですね。
私もつい先ごろ田舎でお墓の手前の草むらで白い茸を発見しました。
その日はそぼ降る雨模様でした。
あの茸って毒茸?
傘の裏とかは濃い褐色でね。食べられるのならいいボリュームしてるんですけどね。
ご無沙汰してます。順調に回復されてるようで何よりです。くれぐれも遅れた仕事を取り戻さなきゃなんてお考えにならないように。。。
不思議な景色を見ると村上春樹を思い出す。言い得て妙ですね。何か自分の頭がおかしくなったような感じがしますもんね。最新作はそうでもなかったですが。
春樹ならここから物語が始まるのですが、なかなかそうはいきませんね。丸くて白い茸を昼の月に重ねたら面白くなりそうなんですが。