生食できる

団栗の転がる果てに片寄する

お祭りのあった八幡さんの裏手は団栗が降るほど落ちる。

かなりの急坂なのでどんどん転がってゆくが、一様に山側に吹きたまるように片寄せられていくのが面白い。
昔、団栗をくうと「どもる」とか「おしになる」(いずれも差別用語で使ってはならないとされているが)と言われたものだが、この歳になって初めて団栗にはアク抜きしないで食えるものがあることを知った。そう言えば、昨今里に出没する熊が多いが、餌となる団栗が山で不作だから降りてくるんだとかよく聞くようになった。熊だってアク抜きしないで食える団栗のあることはいいことに違いないが、きっと生食できるものとそうでないものを見分ける能力があるんだろうな。

“生食できる” への4件の返信

  1. まるで童謡のどんぐりころころですね。ただお池ではないけど・・・

    どんぐりの実のなる木、カシ ナラ クヌギ マテバシイなど色々ありますがそれぞれにどんぐりの形が違いますね。
    故郷では鹿や猿、猪の獣害が多くやはり栗やどんぐりなどは好物のようです。
    田舎の人は足跡で動物の種類を見分けます。
    私など知らずに無防備に歩いていたら危険だよと注意される始末です。
    餌を求めて里にまで降りてくるようで怖いですね。
    動物は美味しいものを本能的に嗅ぎわける能力があるみたいです。

    1. 詳しい人はたちどころに団栗の種類をあてますが、ぼくなどはどれも「ドングリ」です。大きいの小さいの、丸いの尖ってるの、とかいろいろですね。一番可愛いのは暈をかぶったまま落ちたものです。食料飢饉になったら生きていけませんね。
      こんなにたくさん実をつけるということは、動物たちが隠したりしたのを食べ忘れたりして子孫を増やすためということもあるんでしょうね。

  2. そうそう、子供頃よく団栗を拾いに近くの山などに友達と一緒によくいきましたが、食べるとドモリになるという話は聞きましたね。
    動物たちの餌になるドングリが不作で、野生の動物が人里近くまで餌を求めて出てくるニュースは近年よく見かけますが、団栗は結構身近なところにもいっぱいあるのに、山で本当に不作なのかなと思ってしまいます。
    北杜市の別荘付近でも、野菜などを狙って鹿やハクビシン等が出てくるようですが、近くには栗や団栗もたくさん落ちているのですがね。
    以前に話した団栗から芽が出て、立派な(?)苗木になってきたので、別荘の庭に移植しようと思っています。

    1. 一般に「椎」や「樫」の類いは大きくなるので20年後くらい先を見据えた場所に植える必要がありそうです。楽しみですね。

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