ちと早い盂蘭盆会供養

二枚目の棚経僧の声もまた

今日は母の菩提寺から僧が出張ってこられる盂蘭盆会の供養日。

棚経とはお盆の時期に檀家を一軒一軒まわって仏壇の前などで経を読むことで、秋の季語である。
大変立派なお寺なので檀家も多いだろうし、うちは檀家とはいってもお寺から少し離れているので、毎年この地域をまとめて廻っておられるようである。

この棚経の僧は永平寺の要職についておられて不在の住職に代わっていつも来てくださる長男さんで、女どもは口を揃えて美男だという。法衣姿も絵になっているが、読経の声もよく通り実に涼やかである。熱注意報のさなかの日中に汗ひとつかかずにお出でになり、お帰りになるときも颯爽として車に乗りこんでいかれた。

“ちと早い盂蘭盆会供養” への6件の返信

  1. 棚経とはそういうことでしたか。
    颯爽と棚経をこなされる若住職に修業の深さを感じます。

    さて今日の登山、下界とは天と地の開き。
    3千メーター級の山は気温9度、風速10メートル、濃霧で視界1メートル、時々激しい雨。
    ガイドの登山中止宣言に全員ため息。
    私の登山歴の中でも最悪の天候。
    コース変更で温泉を堪能して3時間余早く帰宅しました。
    総歩数6千歩、普段のウオーキングにも満たない。この不完全燃焼、山を変えて再挑戦。

    1. 山は残念でしたが、それもまた時の運。温泉にはゆっくり入れたでしょうから、それはそれでいい旅だったのでしょう。
      夏山はまだまだ続きますので、ぜひ再挑戦してください。

  2. そういう風に各家を回られるんですね。曹洞宗ですか。若住職、きっと永平寺で厳しい修行をなさったのでしょう。

    1. 住職は廃仏毀釈で消滅した聖徳太子ゆかりの今の寺を復活させ、さらに永平寺における修行責任者という強者ですので、息子さんたちを厳しく教育されたんだと思います。

  3. 8月のお盆には両親に連れられて、子供の頃からよく広島の江田島にお墓参りに行ったのがなつかしいですね。
    子供にとってはお墓参りよりは、従兄弟と海に行ったり、スイカやウリ等を食べたり、昆虫を採集したり、楽しい思い出がいっぱいでした。
    最近は、母親が老人施設に入ったため、父の供養の13回忌が最後で、以後は御無沙汰しています。
    父は存命中に江田島にご先祖の墓を立て直し、同時に自分の墓も作っておいてくれたのはいいのですが、私が神奈川で生活していて、墓守もできないので、従兄弟にお願いしている始末です。
    将来の自分たちの墓をどうするは夫婦で話し合っていますが、子供たちの負担を考えると、今流行りの樹木葬や合葬墓もいいのかなと考えています。
    昔のように土地やお墓に縛られる時代ではなくなったように思います。
    むしろ、毎日のように身近な仏壇に向かって手を合わせてくれるだけで有り難いと思うこの頃です。

    1. 墓の問題はいつか突き当たる問題ですね。とくにうちでは孫もいませんので、墓を作ったところでお守りするものが絶えてしまいます。
      散骨を希望された詩人が生前に、「俺を思い出してくれたとき、ところが俺の墓だ」と言っていたのが耳にまだ残っています。次世代にいかに迷惑をかけないで全うするか。最近そんなことをときどき考えます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください