氣配

大根蒔く日和に適ふ氣配かな

大根というのは冬の季語。

同じく、「大根洗ふ」「大根漬ける」「大根引」「大根干す」も冬でゆたかな風情を添える季節の顔だ。一方、ときがたち茎だつと「大根の花」で春である。では、その大根の種をいつ蒔くかと言えば秋なのである。
もちろん春蒔き大根もあるが、大根は冬と決まっているので「大根蒔く」は初秋なのである。

歳時記によると、二百十日前後に蒔くもので現在の暦では8月20日から27日くらいになるそうである。今は前線が停滞して近畿・北陸・中部などでは大変な豪雨をもたらしているが、あと1週間もすれば蒔き時がやってくる。朝夕の氣配もだんだんそんな時候に適ってくればいいのだが。

“氣配” への4件の返信

  1. 大根はやはり冬大根が一番ですね。
    夕食に夏大根のシラス和えをいただきましたが今いちでした。

    先ほどお風呂に入っていたらかすかに虫の声が聞こえました。
    確実に季節は廻っているようです。

    1. 風呂上りがさっぱりするようになってきました。エアコンなしでも大丈夫かな。
      主にコオロギですが庭からよく聞こえます。

  2. 大根でも色んな季語があるのですね。納得です。そろそろ種蒔き時ですか。収穫までけっこう時間がかかるのですね。通りかけの畑注意しておきます。

    (ネット句会 HP 見せてもらいました。よくできてますねぇ。こんな所で活躍できるなんて素晴らしいですよ)

    1. このネット会員は山茶花会員でなくても入れます。年間二千円の会費です。
      かなりハードルが高くて、なかなか入選するのは難しいです。まだ一回くらいしかとってもらってません。

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