虫喰にめげず二度目の大根蒔く
どうも葉物類、とくにアブラナ系は鬼門のようである。
特にひどいのは大根の類いで、小蕪、二十日大根などは芽が出たらたちまち虫の餌食になる。昨年もそうだったが、大根サルハ虫という黒くて丸い小さな虫が地中深くから湧いてくるようで、これがとても手で捕り切れないくらい多いのである。
幼虫が地中深くで育つので手が出ないという厄介な虫である。
とくに田圃跡を畑にする場合、水を溜めるために深さ30センチくらいのところに固い層があり、その下にいるらしい。いわゆる硬盤層というやつで、これを破らないと水はけが悪くなったり、水持ちも悪くなる。これを突き破るにはトラクターで深く耕すしかないのだが素人農園ではそうもいかない。
せいぜい、根を深く張る大麦、ライ麦などで抵抗するのが限界である。
ということで、比較的虫に食われることがすくないレタス、春菊など菊科を蒔いておくのが無難ということらしい。
キャベツの仲間もアブラナ科で、これは蝶々の幼虫、青虫の餌食となるが、こまめに虫を捕ったり虫除けネットなどで防御すれば何とかなる。
虫捕りもネットもしないわが菜園の秋は虫天国のようである。