晩夏の輪唱

をちこちの序章終章法師蝉

さすがにこの時期になるとアブラゼミは聞かない。

昼のツクツクボウシ、夕のかなかな。
いずれも晩夏の趣に富み、この季節には欠かせない千両役者である。
かなかなは言うまでもないが、ツクツクボウシというのもよく聞いているとなかなか味があって、止んだかなと思うと間もなくまた「じーぃ」と最初から鳴き始め、いよいよ佳境に至るとテンポを一段と早めて最後には「じーーーーー」で終わりを告げる。
これがあちこちにいると、さながら何部もの輪唱のように聞こえてくる。
このような、ちょっと他の蝉とは違うところが面白いと思う。

“晩夏の輪唱” への6件の返信

  1. ツクツクボウシも後一週間くらいでしょうか。セミの声から虫の声へ。季節は移ろいます。
    虫の声もコオロギ、スズムシ、マツムシ、クツワムシくらいは判別できるよう挑戦したいと思っています。

    1. 近くでスズムシ、マツムシ、クツワムシが聞けるんですか。良い環境ですね。
      私など、自然環境のスズムシなんて聞いた覚えもありません。
      ぜひ、聞きわけにチャレンジしてください。

  2. 虫の音を「輪唱」と例えられるとは・・・流石です!絶妙です!!
    キヨノリさんの「判別出来る」虫の音について、凄いですね?私は自信がありません、が・・・我が家のウサギ小屋のベランダに何故か毎年鳴いてくれる(という気持になります)カネタタキの鳴き声を、毎晩愛おしく?聴いております。nao

  3. 久しぶりです。
    ようやく単身赴任(?)生活が解除されホッとしているところです。
    掃除、洗濯、食後の片づけ、ごみ出し、食材の買い物などは苦にならないのだけれど、毎日の献立には頭を悩ましたね。
    自分ひとりだけならなんてことはないのだけれど、現役サラリーマンの息子の食事の世話となると、食べるものに気を使ってやらないといけないし、作る方もレパートリーが広いわけではないので悩ましかったですね。
    お陰さまで、久しぶりに毎日緊張感ある生活を送り、少し自信も持てましたね。
    今日は合唱団の団員が84才でガンでなくなり、その告別式に鎌倉駅近くの葬儀場まで出かけました。
    出棺の折には、故人の奥様のご要望により参列した団員で””遥かな友に”を歌ってお送りしました。
    かつてメンネルの同期生のM君の葬儀で校歌を歌ったことを懐かしく思い出しました。

    1. 主夫稼業ご苦労さまでした。それにしても、家事全般、息子さんの食事までとはカバーする範囲が驚異的です。生活力、生命力があっていかにも逞しいですね。
      M君が逝ってから6年になりますか。結婚式の時はデュークエイセスの「日本の歌」シリーズでおたがい祝福しましたが、おさらばの時は校歌がいいかもですね。

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