醉い醒めて

酔芙蓉紅の初めを手かざしに
酔芙蓉よべの名残を玉に巻き

再び酔芙蓉である。
八重咲の酔芙蓉
花のピークは9月中旬から10月初めころだろうか。彼岸花と重なるようだが、それよりは花の期間が長いようだ。

朝のうちはそれとは分かりにくいが、さすがに昼頃になると花弁のうらなど目立たない部分がうっすら紅をさしたようになっていて、醉いが回り始めていることが分かる。
花弁の裏から酔い始めた酔芙蓉
一日花と言われるがすぐに落花してしまうわけではないので、翌日はその名残も楽しむことができる。終わったものは花弁をねじるように巻き付け、最後は玉を結ぶように巻いてしまい、落ちるときのポトッという感じが椿の落花に似ているところだ。
名残の酔芙蓉

“醉い醒めて” への4件の返信

  1. 出来る事なら花の色の移り変わりをじっと観察していたいですね。
    純白の花が徐々に赤みを帯びていく、艶めかしいですね。
    枯れ方も花を結んだようでなかなかいい感じじゃないですか。

    1. 一日花とはいえ、変化の度合いは非常にゆっくりなので、移り変わりの過程をみるのは大変ですが、同時に咲いているそれぞれの花がいろんなステージの状態なので、ある意味全部の過程を知ることができます。

  2. 近くの公園の酔芙蓉、盛りはすぎたようですが、まだまだ咲いています。
    遠くからでもそれとわかる花ですね。
    散歩の度にじっと観察しています。(私の散歩の時間は色々なので、酔芙蓉の様も色々です)

    1. 近所に芙蓉が咲いてるなんてうらやましいですね。木が大きくなるせいか家庭で育てているのは意外に少ないですからね。公園にしても手入れが大変ですから、珍しいと言えます。

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