ふじばかま叢としもなく名告り出で
この夏、雨が少なく気温も高かったせいだろうか。
白毫寺では九月の末になってようやく藤袴の蕾が膨らんできたが、その数が可哀想なくらい少ないと言う。もともと河原などで見られる植物なので、湿り気がほどほどあり、夜の気温も抑えられるような土地が適しているのだろう。
もはや自然に自生しているものが極端に減って準絶滅危惧種に指定されているうえ、異常気象などが続けばさらに危険にさらされることになる。
秋の七草に数えられていたのが、今では園芸店でくらいしか見られないというのは寂しい話である。
子どもの頃、野山で見られた秋の七草も簡単にはみつからなくなりました。
田舎ですら見られないのですから都会では尚更ですね。
寂しいかぎりです。
白毫寺には懐かしい花々がありますね。
正平さんの番組で白毫寺という名のお寺が兵庫県にもあることを知りました。
丹波の白毫寺も何やらゆかりも古くて由緒があるお寺ですね。
白毫というのはお釈迦様の額にあるお印。チリチリパーマの頭髪が螺髪。
長老になると眉毛や耳の中の毛が長く伸びたりしますし、おでこの長毛もおめでたい印、福相の一つですね。
そうですか、レッドリストなんですか。心配ですね。結構同じような草花があるので見分けにくいですが少なくなってるのですね。雑草地はアメリカセンダングサとセイタカアワダチソウ、外来種の天下であります。
おなじ野の露にやつるる藤袴あはれはかけよかごとばかりも(夕霧@藤袴)
このシーンは堅物・夕霧の意外に大胆な行動(その一)ですね。
「かごと」「かこつ」は俳句によく使われる言葉で、意味は(1)言い訳する(2)愚痴をこぼす、の二つありますが、どちらかといえば(2)の意味で使われることのほうが多いようです。夕霧は(1)の意味で用いてますね。
よく読んでおられますね。「かごと」「かこつ」俳句に使われますか、なるほど、含蓄深い言葉ですもんね。
夕霧と玉鬘、姉と思っていたのが従姉弟であった。でもまあ7才の年上のオネエサンですから。。
お姉さんには貫禄負けでしたね。その息子も玉鬘にはすげなく扱われたというのも「前世からの宿縁」でしょうかね(笑)