銘菓・落雁

雁のけふを満たして落ちにけり

落雁というお菓子がある。

その由来の説にはさまざまなものがあるようだが、いずれにしても京や加賀のお菓子というのは命名からしても雅なものである。
いっぽう、鳥の雁というと、関西ではやはり琵琶湖が似つかわしい。奈良県には雁を養えるような湿原も水田もなく兼題で出されても、この目で確かめようがない。関西で目にするには時期的には今月末以降になるだろうから、その時期になったら近江八景の観光も兼ねて行くのもよかろうと思う。

検査入院中なので、念のため予約投稿である。予定では明日退院となるはずであるが。

“銘菓・落雁” への2件の返信

  1. 落雁、こういう字とは知りませんでした。母の好物です。
    小布施の落雁は有名ですが近江、堅田の落雁から来ているのですね。
    やはり雁が渡ることと関係あるのでしょうか。

    1. 諸説紛々あるようですが、落雁の由来などを見ると、「粉熟」(ふずく)という菓子は雁の隊列にそっくりですね。よく似た菓子を落雁と名付けたと考えるのは自然だと思われます。

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