地味な花

溝そばの瓶にあるとき重たげに

時期的には初秋の野花である。

水際に咲く雑草とされるせいか、あまり目立たない。クローバーの花のように小さな花が集まっていて、ふつう群生している。
この地味な花の一輪挿しが室内にさりげなく置かれているのを見ると、山村のなかにとけこんで生きておられる主の人となりがしのばれてホッコリとした気分にさせられる。ただ、この花の密度が高いせいか花瓶にいけてみると、瓶のなかに立つというのではなく周りに垂れ下がるのがよけい野の花という風情を増しているようである。

“地味な花” への8件の返信

  1. 野花の名前は何て言うのかしら?
    花の名前は聞いてもすぐ忘れてしまってちっとも覚えられません。

    ましてや今徳川美術館で開催されている「復古やまと絵」展で田中納言の「百花百草図屏風」には96種もの四季の草花が描かれているそうです。
    右から左へ春、ワラビに始まりレンゲ、ショウブと季節の移り変わりがわかるようになっているそうです。
    いったい何種類の花を知ってるか心もとないです。
    時間をを見つけて確かめて見たいものです。

    1. 実際にこの目で見て覚えるのが一番でしょうね。図鑑で調べたりするだけでは実感が乏しくて、なかなか覚えられません。植物園などが近くにあればいいですね。

  2. 溝そば、言い得て妙。溝のあたりに群生してますからね。白い花が徐々に赤くなって、、。随分長い間楽しみました。この花の一輪挿しですか。それは面白いですね。

  3. この野草はよく見かけるね。
    一見、クローバーや蓮華の花に似ていて、群生しているので比較的目につきやすいね。
    名前は知らなかったのだけれど、”溝そば”とは面白い名前だね。
    それにしてもよく知っているね。
    学生時代からは想像もできないよ。

  4. 「溝そば」が花の名前だとは知りませんでした。
    なるほどレンゲに似ていますね。
    花の名前って面白いです。
    立派な植物園でなく草花の植物園はそれこそ身近な散歩道にあるようですね。

    1. 外来ものにおされてますが健気にがんばってる草花がいます。見慣れた草花が珍しいものになってしまうのは寂しいものですね。万葉植物園などがお近くにあれば四季折々のものが楽しめるんですけど。

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