風鐸のことりともせで秋深き
終日薄曇り、風もない斑鳩の里はいよいよ秋深く静かである。
時折、柿畑から鵙、溜池ではカイツブリが聞こえる程度。ちょうど今法輪寺が秘仏公開中というのに誘われて門をくぐる。午後も遅い時刻だったのが幸いして、昭和19年に国宝・三重の塔が焼失した際にも奇跡的に助かった飛鳥仏、平安仏にじっくりお会いすることもできた。
昭和50年に名工・西岡棟梁の手により再建された三重の塔を見上げると、軒の四隅の風鐸が夕照に鈍い光をみせている。あの風鐸の音というものを聞いてみたいと思ったが、あれだけ重そうな風鐸をゆらすのは秋の風では無理で、やはり木枯し、北風といった力強い冬の風のほうが似合うのだろう。
晩秋の古都、じっくり仏様と向かいあうのもいいものですね。
日常の喧騒から解放されて心落ち着くひととき。
奈良ならではですね。
空が明るくなって来ました。
窓から見える光景は高層マンション、青空と堤防の桜紅葉。
古都には比べようもない風景ですが散歩の開始です。
今年の街路樹の紅葉は見事ですね。さぞ気持ちいい散歩だと思います。
どこへいくにも最高の時期とも言えますしね。せいぜい外を楽しみましょう。
斑鳩の里、やはり晩秋が一番お似合いなんでしょうね。
「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」 このイメージに引きずられてしまいます。
柿林が見事でしたが、今はもう収穫しないのでしょうか、鈴生りのままでした。モズとか、ジョービタキとかの鳥が似合う里です。