秋急ぐ

飛鳥田の休む一枚虫の原
恋ふる歌それとも凱歌虫の原

飛鳥の田は穂がようやく立ってきたばかり。

八月後半の冷夏につづいてこれだけ長雨が続いているので、実入りがどうなるのかちょっと心配されるところだ。
秋が急速に進む一方で、虫たちも恋の成就を急いでいるかもしれない。休耕で立ち止まると、生い茂った雑草の中で、少々の雨にかまわず色んな虫たちの声が聞こえてくる。

“秋急ぐ” への6件の返信

  1. 週末にかけて三重に帰っておりました。この長雨、地元の農家は相当参っておるようです。6日の日曜日、この日だけでも晴れてくれれば、何とか片付いたのにと悔やむことしきり。まずぬかるんだ田圃にはコンバインが入れません。仮に入れても籾が濡れていてはすぐ詰まってしまうそうです。やってみないとわからないことばかりですね。

    この友人、地元で「語り部の会」と称する歴史研究会のメンバーです。大津皇子の伊勢に下る段、万葉集の歌の数々、地元三重大の先生の講演。とか雨の骨休みを利用して話題は尽きず、夜の更けるのも忘れてしまう一日でした。

    1. 三重では今頃は稲刈りの時期ですから、多くの農家が困ってるんでしょうね。聞いた話はぜひ俳句に詠んでみてください。

      大津と聞いただけで友人とは話が合いそうです。中間点・名張の夏見廃寺跡でお会いしたいものですね。

  2. 全くよく降りますね。6月以来2週間単位で雨ばっかの日、晴れて暑いばっかの日を繰り返しているように思います。適度にして欲しいですね。

    虫は24時間中何時間鳴きつづけるのでしょうね。日中の最中はお休みのようですがほぼ20時間近く鳴いてるんじゃないでしょうか。

    1. 最初の頃は涼しくなって喜んでいましたが、そうとばかりは言えなくなったようですね。
      当地よりそちらの方が雨が多いと聞いています。蘇我のほうで竜巻があったとか。NHKのDisasterスペシャルがまた始まりました。身をすくめるしかないのでしょうか。

      「昼の虫」なんていい季語もあるんですがね。ここを先途と鳴くんでしょうか。

  3. 「恋歌かそれとも凱歌虫の原」この句、いいですね。
    秋の寂しさなんて吹っ飛ばすような生きの良さが感じられますよ。
    ほだかさん、まだまだ若い!

    1. 得恋したのかまだなのか、しきりに鳴いてるので一度聞いてみたいものです。

      こちらは虫の息にならないようにしなきゃね。

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