闇深し

月天心路地の庇の闇深く

京都には路地が五千あるそうだ。

地元の人は「ろおじ」と呼ぶそうであるが、なかには路地自体が私有地になっており、その路地をはさむように町家が並ぶ。そこに迷い込むとまるでタイムスリップしたかのような別世界が広がることもあり、入り口に立つとのぞき込みたい誘惑に駆られそうだ。

月が天心にかかり、せまい路地の石畳が照らされた。深い軒の庇に覆われた闇がますます深みを増した。

“闇深し” への4件の返信

  1. フラッシュバック
    ここ米子でも秋の訪れです。連休に入って稲刈りも、ぼちぼちはじまりました。昨日はJRの山陰満喫パスで城崎温泉まで出かけてきました。米子から鳥取まで特急まつかぜ(2両編成)で1時間、鳥取から城崎まで鈍行で2時間。途中餘部鉄橋を通り、素晴らしい日本海の景色を堪能してきました。城崎は学生時代にバックパッカーで訪れて以来40数年ぶり、何となく当時の思い出がフラッシュバックされ思わず過ぎ去った日々に、メランコリックな感情で押し流されそうになりました。昼食は特産の牛筋のコロッケカレーをいただき、御所の湯につかり、レトロな喫茶店でコーヒーをいただいて帰って来ました。もちろん帰りの電車は疲れ果て爆睡の連続だったことは言うまでもありません。
    追伸
    月天心は、つきてんしん、げつてんしんどちらですか。

    1. いい日帰り旅でしたね。
      日本海が見え隠れしながらの列車旅は最高!
      車旅で餘部鉄橋に寄ったことがありますが、見上げるような橋が印象的でした。
      この話を聞いたらまた城之崎に行きたくなりました。車で3時間ほどらしいです。米子から行くのと大差ないのかな?

      6字になりますが、「つきてんしん」と読んでいただければいいかと思います。

  2. そうですね、幕末勤王の志士が新選組に追われて路地に逃げ込むような場面がよくありますもんね。私が見ている平安時代の地図は1区画1町(109M)四方の広大なものですけどね。。

    1. 向こうが見えない、突き当たりという光景なので映画セットもコンパクトでいいですね。
      京都の町割というか、路地割みたいなものはいつ頃できたんでしょうね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください